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安倍政権の問題点が3分で分かる記事

更新日:

 

戦後最長の政権となるかもしれない可能性すら見えてきた安倍政権。

 

「安倍さんになってから外交は安定した」

「安倍政権はリーダーシップを発揮しTPPをまとめ上げた」

「安倍さんの北朝鮮に対する強硬な姿勢は好感が持てる」

 

 

ネトウヨ界隈ではまだまだ人気の根強い安倍政権ですが、本当に素晴らしい内閣だったのでしょうか?確かに一つの解釈として安倍政権が優秀だからこの政権が続いているという解釈は可能です。

 

しかしながら、一方で、こういう可能性はないでしょうか。

とんでもないものが現れているのにそれにすら気づけないほどに不感症になっているという可能性です。

 

 

この考えはネトウヨ界隈からは「左翼」「朝鮮人」扱いされる私がいくら言おうとも受け入れられないかもしれません。

 

ただ、個々の事例を冷静に考えると安倍政権が優秀であったと考えるよりも安倍政権が問題点だらけの内閣だったと考える方が妥当な気がしてならないのです。

 

今日は、そのことを少しだけ書かせていただきます。

 

■目次

安倍政権の問題点を一言で言えば
御用学者はデタラメばかり
嘘に気づけない社会は危機である

■安倍政権の問題点を一言で言えば

安倍政権は戦後最悪の政権であるとノーベル賞を取った安川さんは述べていましたが、私もその立場を取っています。

 

何が最悪かというのは具体的に上げ始めるとキリがないのですが、一つに問題点を集約すれば「嘘をつきすぎ」ということなんですね。

 

民主党が高速道路無料化だの米軍基地移設だので嘘をついた時に世論は大バッシングでした。確かに嘘ばかりついてました。

 

ただ、「民主党は嘘ばかりで信用ならないから自民党」もまた違うんですね。

「反動」(こっちがダメすぎるからあっちという考え)でいろいろと物事を決める人が多いですが、民主党が腐ってたからと言って自民党が腐ってないということの証明にはなりません。

 

 

安倍政権は100歩譲って民主党と同じ程度には嘘をついています。

これこそが問題点です。

代表例をあげましょう。

 

まずはTPPですね。

「TPP交渉参加反対ブレない」といい農家から支持を集めておきながら政権を取った途端TPP交渉参加を表明しました。しかもそれにもかかわらず「TPPは国益にかなう最善の結果」「皆様とのお約束を守ることができた」とJAの全国大会で述べたのです。

この会合ではヤジも飛んだのですが、世論は実におとなしいというか大嘘を看過したのです。

 

続いては、安保法案ですね。

自民党は戦後長らく集団的自衛権は現行憲法の枠内では行使できないというのをアメリカの従軍拒否の論拠として使ってきました。しかしながら、先の安保法案においては国際法では集団的自衛権が含まれてるだの北朝鮮お脅威があるからだのと騒ぎながら従来と180度異なる憲法解釈となる法案を通しました。

 

更に言えば、「自衛隊のリスクは減る」とデマを流していました。

 

とにかくデマを流し倒して押し切ったのです。

これはさすがに一時は世論も荒れました。

ですが、数ヶ月もすればまた支持率が5割を超えました。

 

最後の例がアベノミクス第二の矢と言われた積極的な財政出動です。

私がデマを流していると思われると困るので「ソース」を出しますが、民主党より緊縮財政です。建設国債は同程度ですが、特例国債は減っています。

https://www.mof.go.jp/jgbs/reference/appendix/hakkou03.pdf

 

つまり積極的ではなく消極的な財政出動なのです。

デマなんですね。これも。

 

他にも上げきれないほどあるのですが、安倍政権の問題は嘘つきというところなんです。そして我々の社会の問題としてはこの大嘘を見破れないくらいに病んでいるということですね。

 

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■御用学者はデタラメばかり

ただ、民主党より嘘がバレにくいのにはもう一つ根深い問題がありまして、安倍政権の御用学者がとても多いということが上げられます。

 

民主党はこの辺の抱き込みが下手だったのか学者どもに批判されて撃沈しました。

しかし、安倍政権はこの辺がうまい。

自称保守系論壇人やら自称保守系エコノミストの類が安倍政権を中立偽装しながら擁護するため問題点がなかなか認識されにくいのです。

 

例えば、イェール大学名誉教授の浜田内閣官房参与ですが、このブログでしばしば指摘しましたがTPPを擁護するにあたってリカードの比較優位論を持ち込みました。

 

これは読めば中学生でもデタラメだとわかるのですが、「イェール大学名誉教授」「内閣官房参与」とつくと頭が上がらないのが日本人の性なのでしょう。

下記の指摘は『TPP亡国論』でおなじみの中野剛志氏や三橋貴明氏も指摘をされていますが、中野氏や三橋氏の指摘を待つまでもなくデタラメだとわかります。

”19世紀の英国の経済学者デビッド・リカードは、「各国がそれぞれ優位性を持つ産品を輸出し、そうでない産品を輸入することで、全体としての経済厚生は高まる」と説く、「比較優位の原理」を唱えた。

この原理は現代でも有効だ。貿易の盛んな二国間において、もし一国が自国の弱い産業を保護すべく関税障壁を設ければ、相手国も同様に、弱い分野の関税を上げるだろう。”
http://president.jp/articles/-/17287?page=2

 

上でリカードの定理を有効だと断言してるのですが、これが極めてアヤシイんです。

リカードの比較優位論は完全雇用を前提としたり、運送コストがかからないことを前提としていたりといくつも荒唐無稽な前提で成り立っています。

 

しかしそこを押し通すのが「イェール大学名誉教授」の肩書きなのでしょう。

安倍政権がこれをもとにTPPのメリットを歌えばひれ伏すしかないのかもしれません。

 

ただ、こんなめちゃくちゃな前提で試算を出しても試算とはとても言い難いというのは常識的に考えればわかるはずです。浜田内閣官房参与だけでなく、私がよく目にする方で言えば塚崎久留米大学教授、永濱第一生命エコノミストなどなど錚々たる肩書きを持った人がこのリカードの比較優位論か出ている経済効果を信じているのです。

 

中でも永濱氏のTPPへの入れ込みようはすごく保護主義はブロック経済ひいては戦争につながるといったような記述もあります。保護したら戦争になるって極論もいいところ。

http://biz-journal.jp/2017/11/post_21344.html

 

 

その他、安保法案に関しては違憲だというのは左翼と断言する長谷川幸洋や竹田恒泰、辛坊治郎などの乞食論壇人もひどいのでぜひその合憲性の根拠についての論考をご覧ください。文字数の関係で批判箇所を今回は書けないのですが、いずれ書いていきます。(下記の長谷川氏に対する批判はコメント欄がとても充実しており私が書くまでもないかもしれません。)

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20150617/1434496339

 

 

まあ兎にも角にもテレビタレントや大学で教鞭をとっているような人をはじめ社会的権威のある人がそろいも揃ってめちゃくちゃな論法で支持をしているんです。

 

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■嘘に気づけない社会は危機である

おそらく私のような素人が安倍政権を批判したり大学教授を批判したところで「左翼の工作活動」と嘲笑されて終わるでしょう。

 

まあそれでもいいんです。

ただ、私は安倍政権の方が左翼政党だと断言します。

 

移民を受け入れたりTPPで自国の農業を切り捨てたり、憲法解釈を急変させたりと完全に保守政党とは言えない行動ばかりなのが安倍政権です。最近では「革命」が口癖になりいよいよ壊れたのかもしれません。

 

エコノミストや教授が権力の監視ではなく太鼓持ちをやるならば徹底的にその人たちを監視するのが市民の役割でしょう。

 

 

まあ何はともあれ嘘が山のようにはびこっています。

「売国奴」と叫んでいる人こそ売国奴ではないかという今までと異なった見方で物事を見る機会になれば幸いです。

 

 

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