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時事

泥沼に入った加計学園問題はこの後どうなるのか

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このブログでも複数回取り上げている加計問題がゆっくりではありますが、着実に前進しています。この記事を執筆時点の6月10日にしんぶん赤旗が興味深い記事を報道しました。

 

今日はそのことについて短めですが書かせていただきました。

加計学園問題が今後どうなるかにも影響を与える重要な一報だったように思います。

 

*赤旗というと拒否反応を示す人がいますが、赤旗のファクトチェックは大手新聞社よりもすごいものがあり、赤旗が報道するときは意外と信憑性が高いと言われていますので、拒絶せずに読んでもらえると幸いです。

 

■赤旗の報道概要

まず、本日6月10日に出た赤旗の報道はどういう内容なのかを私なりに咀嚼しました。

事件についてあまり詳しくない方向けに書きますので、ややくどく感じる方がおられるかもしれませんが、ご容赦ください。

 

赤旗はまずはじめに以下のように書いています。

獣医学部新設をめぐり学校法人「加計学園」との協議内容をまとめた愛媛県の文書に、文部科学省が『新しい教育戦略』という資料を使い獣医学の専門家に「意見照会を実施している」と記されていたことについて9日までに、同省は日本共産党の小池晃書記局長と辰巳孝太郎、吉良よし子両参院議員に同名の資料を活用して意見照会したことを認め、参院予算委員会に提出しました。県文書では、加計孝太郎理事長が安倍晋三首相に面会した際に、『新しい教育戦略』を提供したと記述しています。首相、学園側は面会を否定していますが、県文書の信ぴょう性を高めた形です。

『加計氏と首相 面会時の同名資料が存在文科省が認める』しんぶん赤旗 2018年6月10日

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-10/2018061001_01_1.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

ここでは何が書いているかですが、要約すると加計学園の認可にあたり安倍首相の大臣規範並びに贈収賄が疑われる証拠の一つとなっている「愛媛県文章」の妥当性を高める声明を文科省は出したということが書かれているのです。

 

具体的には、加計理事長が安倍首相との面会に際して渡したと愛媛県文書で書かれている獣医学部の構想が書かれた『新しい教育戦略』という資料を文科省が活用し獣医学の専門家に意見を求めていたことを認めたとここでは書かれているのです。

 

あくまで首相が加計氏とあっていたかどうかの事実を固めるものではありませんが、文章の信ぴょう性を高めるのには一役買っているのは間違いないと赤旗は報じているのです。

 

そもそも加計学園問題を追いかけていない方向けに「愛媛県文書」とは何かを少しだけおさらいします。

 

複数のメディア報道からどういったものかを読み解いていきましょう。

一つ目は朝日新聞の2018年5月30日付け記事から引用します。

愛媛県が21日に国会に提出した県の文書には、加計学園からの報告として、加計氏が15年2月25日に首相と15分程度面会したと記されている。加計氏は、同県今治市に設置予定の獣医学部では国際水準の獣医学教育を目指すなどと説明し、首相は「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」とコメントしたとされる。

『首相、愛媛県文書の加計側との面会否定 「いいね」も』 朝日新聞デジタル 2018年5月22日

https://www.asahi.com/articles/ASL5Q2S64L5QUTFK002.html

要するに「加計氏が総理と面会した」ということを書いているとともに、獣医学部の話が加計理事長から出た上に安倍首相の方からそういった構想を肯定する趣旨の発言があったと書かれている文章なのです。

 

東京新聞も同様の内容を報じています。

新文書には「加計学園からの報告」として、加計氏が一五年二月二十五日、安倍首相と面会した際、「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」と言われたと記されている。だが、学園は今月二十六日、この面会は「実際にはなかった」と文書で主張した。

新文書には、学園が中心となって学部新設に奔走する様子が記されている。

『加計学園主張と愛媛県文書検証 「面会虚偽」なら整合性欠く』東京新聞 2018年5月30日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201805/CK2018053002000134.html

仮に、この文章に書かれている内容が正しいとするといろいろ首相のこれまでの対応に問題が出てきます。

 

一つは「2017年1月20日に国家戦略特区における加計学園の認可申請を初めて知った」という発言が嘘であるということ、もう一つが、利害関係のある大臣が特定事業者の選定に関わってはいけないということを書いている大臣規範に抵触するということです。

 

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■加計学園側の言い分とその矛盾点

ここで首相側の言い分を見ましょう。両論併記が大事ですからね。

首相及び加計学園側は首相動静などをもとに愛媛県の出した面会記録について「それは嘘で実際にはあっていないし、そういった発言もしていない」と述べてきました。

安倍晋三首相は23日の衆院厚生労働委員会で、2015年2月25日に加計(かけ)学園の加計孝太郎理事長と面会したと記された愛媛県の文書をめぐり、新聞の「首相動静」欄を根拠に「自宅も含めて会っていない」と改めて否定した。

『加計理事長と面会否定の首相、電話は「わからない」』朝日新聞デジタル 2018年5月23日21時14分

https://www.asahi.com/articles/ASL5R55ZVL5RUTFK00V.html

もちろん首相は過去に加計幸太郎氏と何回も会っていること自体は認めています。

幼少の頃からの仲だそうで、ゴルフをよくする間柄です。

ただ、この2015年年の2月25日にあったということは断じて否定しています。

 

なぜなら先に述べたように安倍首相は「加計学園の国家戦略特区による認可申請を知ったのは2017年1月20日である」と国会で答弁しましたからね。

加計学園問題を巡る24、25日の衆参予算委員会で、安倍晋三首相は同学園の獣医学部新設計画について、愛媛県今治市の国家戦略特区の事業者に決定した1月20日に初めて知ったと説明した。

『加計問題「1月20日」首相の不自然な説明、なぜ』 毎日新聞デジタル 2017年7月26日

https://mainichi.jp/articles/20170727/k00/00m/040/075000c

 

さて、仮に安倍首相ならびに加計理事長の主張が正しいとするとある結論を出さなくてはいけません。

それは、愛媛県文書は職員によるでっち上げということです。

 

 

一公務員が総理大臣と大学理事長を貶めようとしたのか何なのかわかりませんが、ありもしない面会をでっち上げたということになるのです。

 

愛媛県が嘘をついているか首相及び加計幸太郎氏が共に嘘をついているかの二つに一つなのです。

 

さて前者についてあり得るのでしょうか。この仮説を立証するのは非常に難しい。

その公務員がわざわざでっち上げる理由は何なのでしょうか。動機が全くわかりません。

 

一方で、加計学園や安倍首相がこのような行動をとる動機は明確にあります。

それはこれまでの公正な認可プロセスであるという論理を破綻させないために他なりません。

 

個人的な意見を書かせていただきますと、安倍首相及び加計幸太郎氏が嘘をついてるとしか考えられません。

 

この愛媛県文書が出てきた時の加計幸太郎氏の対応などもおかしい限りです。

 

例えば加計理事長は清廉潔白ならばなぜファックス一枚で済ませようとするのでしょう。

自分がもし無実なら愛媛県に怒鳴り込みに行くくらいはするでしょうし、記者会見を積極的にやるはずです。

 

 

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■加計学園問題は今後どうなるか

さて、話を戻しましょう。

 

すでに首相及び加計理事長の説明や行動はとても清廉潔白とは言い難いものばかりなのですが、頑なに愛媛県面会記録を否定し続けてきました。

 

しかしながら、今回、愛媛県の面会記録の信ぴょう性が高まる新情報を赤旗は報道したのです。ここからあえて首相を擁護するパターンがあるとすると、結構な想像力が必要になってきます。

 

 

まだ、結論は出ていないものの今後どうなるかというと加計幸太郎氏が表舞台に出てくることを避けることはできないように思います。

 

自分が無実なら率先して表舞台に出てくるはずなのですけどね笑

今後の報道に注視が必要です。嘘は必ずばれますからね。

 

ちなみにこの問題を獣医師が必要かどうか、獣医学部の必要性の有無、獣医師会による岩盤規制などとは切り離して考えてくださいね。

これらも議論されるべき内容ですが、今はそれ以上に「特定の事業者に血税を使って便宜を図ったかどうか」の一点が問題なのです。

 

それをクリアにしてから他を議論しても遅くありません。

 

 

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